対象読者:ボタン/マクロ割り当て系マウスに何を割り当てるか迷ってる人
・マウスにショートカットを割り当てて業務効率をアップさせたい人
・職場のPCで(ソフトウェア、アプリのインストール無しで)ボタン割り当てマウスを使用したい人⇒三章の「会社で多ボタン割当マウスを使用したいならオンボードメモリ搭載マウス」をご参照ください。
割り当てるべきおすすめショートカット集
Ctrl+*という操作、まあマウスを使わなくてもできちゃうんですが、
「長時間左手を伸ばしてCtrlを押す」という負担が減るので肩こりや腱鞘炎の予防(左肩限定)になります。姿勢も楽になりますので是非是非。
5か月程度試行錯誤しましたが登録すべきおすすめのショートカットは以下です。
コピー、貼り付けの快適性アップ
・Ctrl+C
・Ctrl+V
WordPressのfunctions.phpを編集する前は、編集前に必ずバックアップを取って保存してください。もし編集後、エラーが出るようでしたら、バックアップファイルを元に復元してください。
普段呼吸のように使用するショートカットこそ、マウスのワンボタンで行えるようになると快適性がグンと上がります。(貴様は今までに押したCtrl+C、Ctrl+Vの数を覚えているのか?)
・Ctrl+A
また、お好みでCtrl+Aを入れておくと
「エクセルのセルをダブルクリック⇒Ctrl+Aで文字を全選択⇒コピペ」
という作業が楽になります。
テキストを全選択することもしばしばあるので自分は入れています
検索
・Ctrl+F
ブラウザやエクセルで文字列の検索をする際に有効です。Enterを別ボタンに割り当てて、
「Ctrl+F:検索ウィンドウ⇒Ctrl+V:検索対象文字貼り付け⇒Enter:次の文字列を表示⇒Enter:次の文字列を表示…」
という風にも使えますね。さらにEscを割り当てておくと表示した検索ウィンドウを閉じられるので便利です。
エクセル(ブラウザのタブも可)のシート移動
・Ctrl+Pgup
・Ctrl+Pgdn
これはエクセル編集においてかなり重宝しています。
通常、対象のシートをマウスでクリックし移動していたところが、マウスのワンボタンでとなりのシートに移動できます。連続で入力も可能なのでかなり便利です。
後述する多ボタンマウス:G502のように「ホイールを右に倒す/ホイールを左に倒す」というボタンがあればこちらに割り当てるのをおすすめします。
テキストの削除、エクセルでのオブジェクト削除
・BackSpace
キーボードの右側にあるため、マウスを右手で操作している場合は押しづらいことから採用。
Deletと併用することでカーソル前後にある文字の削除を実現しました。
・Delete
エクセルにて、
「オブジェクト(画像や吹き出し)をクリック⇒Delete」
で簡単にオブジェクトを消せるため重宝しています。ただし、誤爆しないように工夫する必要があります。
PC操作全般的に有効
・Enter(対になる操作としてEnter+Shift)
・Esc
だが、マウスに慣れていないとキーボードを使いがち。使用例としては、
「Ctrl+Vで対象プロンプトに張り付けたあと、Enterでチャット送信」
「Ctrl+F⇒Ctrl+V⇒Enterで検索実行⇒検索終了後Escでウィンドウを閉じる」
などの操作で便利ですね。
G502(Logitech G HUB使用)の割り当て例
筆者のマクロ、ショートカット割り当て例です
※Logitech G HUB使用までのガイドは本ページ後述の「具体的なG502のボタン/マクロ割り当て方法」を参考に設定してみてください。
①デフォルトモード

左画像では親指で押せる点で以下3つを採用。
・コピー
・ペースト
・超大切なGシフト
右画像ではこんな感じ。
・Select All(Ctrl+A)
・リア(戻るボタン。エクスプローラーやブラウジングで重宝するのでこのままにしてます)
・Ctrl+Pgup(エクセルで左のシートに移動する。マクロ機能で作成)
・Ctrl+Pgdn(エクセルで右のシートに移動する。マクロ機能で作成)
②Gシフトモード

左画像ではGシフトはそのままです。
・Ctrl+F(検索。マクロ機能で作成)
・gyou選択(Gシフト押しながらだと一番押しにくい部分なので適当です)
右画像ではこんな感じ。
・Delete
・BackSpace
・Enter
・Esc
以下2点はマクロ機能で作成した、Windows+←、Windows+→ のスナップ機能。
ウィンドウを左半分に寄せたり、右半分に寄せたりする機能です。
・Win hidari
・Win migi
Windowsのスナップについては以下で解説しています。
https://shortcutopia.com/browser_shortcut/
会社で多ボタン割当マウスを使用したいならオンボードメモリ搭載マウス
通常、マウスへのボタン割当設定は、PCにボタン割当用アプリを入れる必要がありますが、会社のPCでセキュリティ上、会社のPCに余計なアプリを入れたら怒られます。
そこで、オンボードメモリ搭載のマウスであれば、マウス内のメモリに設定を保存できるため、余計なアプリは不要になります。
筆者が使用しているマウス:Logicool G502
Logicool G502というボタン/マクロ割り当て系マウス(以降、割当マウスとします)を使い始めてから、作業スピードが2倍になりました。
11個(G502のGシフトモード(※)切替で22個)のショートカットやマクロを割り当てて作業ができるのでこちらかなりおすすめです。ちなみに、Bluetooth接続は不可でUSB受信タイプ。
※Gシフトモードについては特に大事なので「Gシフトモード設定について」で後述します。
なお、オンボードメモリを採用しているため職場のPCにUSBを刺せる環境であれば職場PC
にソフトウェアを導入せずに使用可能です。
筆者は仕事で使う用なのでワイヤレスにしました。有線版なら8000円くらいで購入できます。有線でもオンボードメモリがついてるのでこだわりがなければ有線でいいと思います。
G502ワイヤレスのamazon商品ページ
G502有線のamazon商品ページ

ワイヤレスの方の詳細仕様です。オンボードメモリですね。

有線G502の詳細仕様です。オンボードメモリがちゃんと掲載されています。

具体的なG502のボタン/マクロ割り当て方法
以下URLからLogitech G HUB(以降GHUB)をダウンロードしてインストールします。
https://gaming.logicool.co.jp/ja-jp/innovation/g-hub.html
G502のUSB受信機を自宅のPCに接続して、G502の裏面にあるGHUBを起動します。マウスの背面にあるボタンもONにして起動しておきましょう。

以下のような画面になります。オンボードメモリモードがオフになっている場合にのみ割り当て設定が可能です。
※割り当て後は、オンボードメモリ設定をオンにして業務で使用します。

G502の部分をダブルクリックするとこのような画面になります。ここで割り当て設定が可能です。上に「デスクトップ:デフォルト」とありますがこれはプロファイル名です。プロファイルごとに設定を保存できるということですね。
※元の画面に戻るには左上の「←」を押しましょう。

設定後、左上の戻るボタンから以下画像の部分に戻って、オンボードメモリモードをオンにしましょう。

G502をダブルクリックすると、以下設定適用画面に遷移します。
先ほど設定したプロファイル「デスクトップ:デフォルト」をスロット1に割り当てましょう。
具体的には、オンメモリーモードのプロファイル一覧をクリック後、右のメニューがでるので、デスクトップのデフォルトを押下します。

設定適用中は「…」がでます。これがでないと設定が適用されないので注意してください。

その後、オンボードメモリーモードがオンになっていることを確認し、設定完了です。
【必見】超便利!!!Gシフトモード設定について
前提としてボタンを割り当てる際は、①通常のマウスモードと②Gシフトモードという2種類のモードに割り当てることができます。
Gシフトの何がいいかと言うと、
以下画像のようにGシフトモードの左クリックにEnterを割り当て後、Gシフトボタンを押しながら左クリックをするとEnterボタンを押したことになります。
そのため、実質割り当て可能なボタンは22個になるんですね。

Gシフトモード設定時の注意事項!!!!!
※Gシフト設定時の注意!G502マウスのほかに左クリックが出来る手段がない場合、Gシフトの左クリック箇所に左クリック以外のボタンを設定しないでください。左クリックができなくて困ります。
例えば「Gシフトモードの左クリックにEnterを割り当てている場合」。
上記画像のようにGシフトモード状態にしていると、G502はGシフトを押したままと判定されます。そのため「G502マウスで左クリックしてもEnterが発生する」ので、Gシフトモードから脱出できません。
対策としては、以下4点を参考にしてください。筆者はたまたま他のマウスをUSBでつないでいたので回避できました。
・USBで他のマウスをつないで左クリックする
・キーボードに左クリックボタンを設定しておく
・Gシフトモードの左クリックにクリック以外のボタンを設定しない
・Gシフトモードの他のボタンに左クリックを設定しておく
Gシフトモードボタンの場所
なお、Gシフトモードですが、Logitech G HUBアプリにて割り当て欄のシステムタブ⇒Deviceのところにあります。

まとめ
他にもオンボード多ボタンマウスはありますが、会社で使用できる。ワイヤレス。ボタンが多い。この三点を満たす物を探すのは苦労しました。
G502はいろいろ使い道があるので、この記事を参考に業務を効率化してみてください!
コメント